ここは我が部室のメイン活動掲示板!
部活動企画を自由に立案・参加してかまわない!
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使い方

  • 作品の投稿:スレッドの「企画に参加する」から
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添付画像

本来は対戦ゲームではあるのですが、協力ゲームとしてやります。

絶対使う要素:指輪・窯・悲しい・隠れた・山・小屋(順不同)
結末:そして正しい統治者が苒び玉座につきました
【ルール】
・要素は一つの文章内で二つは使えない(例:「隠れた山」などは駄目)
・要素は文脈によって言い換えて良い。(例:「少女は悲しんでいた」などはOK)

文芸部での話し合いにより、順番ははのきち→UMA→シンになりました。
2000字以内、ひとり2ワードずつを使用して結末まで走り切るぞ!

♥︎ 6 企画に参加する ↓

昔々あるところに、平和な王国がありました。
優しく民想いの王と、時に厳しく王を諫め支える王妃。王国に暮らす民の誰もが王と王妃を讃えました。
二人の間には一人の姫がおりました。姫は大層かわいがられ、すくすくと育ちました。

それは、姫が十の誕生日を迎える日に起こりました。
姫も、王も、王妃も、城に暮らす従者たちの誰もが、こんなめでたい日に悪いことが起きるなどとは思っておりませんでした。

黒くぶ厚い雲が城を覆いました。
吹き荒れる風は、いとも簡単に城の窓を破り、中へと吹き込みます。
そして黒雲は魔女へと姿を変え、城の者を次々に飲み込んでいきました。

一昼夜の後、静かになった城の一室で、クローゼットの扉がきい、と音を立てました。
中からおそるおそる出てきたのは姫。
彼女は悪夢の夜の間、ひとりクローゼットに【隠れ】、息を潜めていたのです。

皆のいなくなった城を目の当たりにした姫は、声を殺して泣きました。
けれど、いつまでも【悲しみ】に暮れている姫ではありませんでした。

彼女は、玉座に座って笑う魔女を見て、「私が絶対にこの城を取り戻す」と心に誓ったのです。

♥︎ 3 この参加作品に感想を書く

決意した姫は王国のはずれにある【山】を目指しました。
 幼いころ、母が読み聞かせた物語を思い出したのです。
 昔々、黒い霧の魔女を封印した伝説の【指輪】があるはずなのです。霧の魔女がいたのですから、きっと指輪もあるに違いありません。
 しかし、幼い姫ひとりの足では、歩いても歩いても目的地へはたどり着けませんでした。魔女の追っ手に見つかれば、殺されてしまうかもしれません。身を潜めた教会机の下で、姫は必死に祈りました。
「強くなりたい。」
 霧の魔女に負けないくらいの力が欲しいと祈りました。
 祈りを聞いた女神様は、姫を不思議な空間に呼び寄せてこう言いました。
『ここで修行をしなさい。私が稽古をつけてあげましょう。』
 そこは、どんなに歩いてもたどり着けないさえ感じた、伝説の山の修行場でした。

♥︎ 3 この参加作品に感想を書く

『あなたが本当に必要とする力を、見極めなさい。』

山のように見える、昼もなく、夜もない不思議な空間には、見窄らしい【小屋】がありました。中には簡素な寝床と、部屋の隅に禍々しい【窯】があるだけです。
姫は自分の感覚を頼りに一日を過ごし、簡素な寝床で眠りました。来る日も来る日も己を鍛えようとしました。

しかしどれだけ頑張っても、姫は強くなることが出来ません。
ある時姫は己の不甲斐無さを嘆きました。
心のうちに黒雲が広がり、頭の中には霧がかかって、魔女への憎しみが己を支配するかのようでした。

その時でした。
『──姫』
姫は顔を上げました。大好きな父母に名を呼ばれた気がしたのです。優しい王と、聡明な王妃。
二人は姫の自慢でした。

姫は毅然と顔を上げると、小屋に飛び込みました。
今まで一度も触れなかった、禍々しい窯。
姫はそこに躊躇なく手を突っ込みました。煤だらけの窯の中には、光を失いくすんだ指輪が一つ。

『ようやく、本当の強さを見つけたのですね』
女神が優しく言いました。
姫は瞳に強い光を湛えて頷きました。

それから姫は、絶えず窯の火を焚きました。窯の中で赤く燃やされる、くすんだ指輪。
その指輪は、燃やせば燃やすほど光り輝いていきます。

遂に、姫は手に入れました。
それは霧の魔女を封じる、太陽の指輪でした。

姫は魔女と対峙しました。
「お前如きが、私に勝てると言うの?」
魔女は妖艶に笑います。姫も笑いました。

太陽のような、眩しい笑顔で。

天に掲げた指輪が眩く光り始め、城を覆っていた黒雲や霧をみるみるうちに払い始めました。
霧の魔女は恐怖に慄きながら逃げ出そうとしますが、姫は魔女の影をしっかりと踏みつけました。

「魔女よ、私の中に還りなさい!」
姫が叫ぶと、指輪はますます強く光り──魔女は姫の影となりました。

霧が晴れると、飲み込まれていた人々は次々と姿を現し、ぱちりと目を覚まします。
王と王妃もまた、不思議そうに目を開けました。
姫は二人を力一杯抱きしめました。

そして──正しい心の統治者が、再び玉座に着いたのでした。

♥︎ 3 この参加作品に感想を書く
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